水ダイエットとは?効果・正しいやり方・注意点・アレンジ法を紹介

この記事を読んでいるあなたは、

  • 水ダイエットとは何か、得られる効果を知りたい
  • 失敗したくないから正しいやり方や注意点を知りたい
  • 水に飽きた時にアレンジする良い方法があれば知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたに水ダイエットの効果・方法・注意点についてお伝えしていきます。

水ダイエットとは何?【基礎知識】

水ダイエット

水ダイエットという言葉だけを聞いて、水だけを飲むダイエットだと誤解をしている方が多いようですが、それは違います。

はじめに言っておきますが、水ダイエットは過激なダイエットではありません。

安全に無理なく実行できるダイエット法です。

食事を水にすることではない

「水ダイエット」と聞いて、ご飯を水に置き換えるような過激なダイエットを想像した方も多いのではないでしょうか。

その考えは誤解です。

水だけにする過激なダイエットで体重を落としても、リバウンドのリスクは高く、健康を損なう可能性もあるので、絶対にやらないようにしましょう。

水の効果で痩せやすい体をつくる

水ダイエットとは、普段の食事に加えて水を意識的に飲むことで、痩せやすい体をつくることを目的にしたダイエット法です。

そもそも、人間の体の半分以上が水分です。それほど体は水分が必要であり、水分が不足することで代謝が落ちてしまい、痩せにくくなってしまいます。

水ダイエットをすることで得られる4つの効果

水ダイエット

水を飲むことでどのようなダイエット効果を得られるのか、4つの項目に分けてご紹介します。

代謝アップ

水を飲むことで、「血液の流れがスムーズになる」→「細胞が活発になる」→「代謝がアップする」といった良いループが生まれます。

また、冷え性の方は、白湯にするのもおすすめです。水を温めた白湯にすることで、内臓も温まって活発化し、代謝アップを促す効果も期待できます。

過食防止・食欲を抑える

水を飲むことで空腹感が抑えられ、食事の量が少なくても満足できるようになります。食事量が減ることの相乗効果として、カロリー摂取を少なくできることもメリットです。

空腹だと食事のスピードが速くなってしまい、満腹中枢が刺激される前に体に食べ物を入れてしまうので、食べ過ぎにつながります。

しかし、水を飲んで食欲が抑えられていることで食事のスピードがゆっくりになるので、少し食べただけでも満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。

便秘防止・改善

前述した「代謝アップ」の効果も相まって、水を飲むと腸が活発になり、便秘防止・改善の効果も期待できます。

便秘の原因でよくあるのは、水分不足により便がかたくなって腸にたまることです。水を飲むことで便が柔らかくなり、排便を促すことができます。

便秘が解消されれば、ポッコリおなかもなくなり、さらに肌荒れ改善、イライラ防止など、ダイエット以外の効果にもつながるでしょう。

むくみ解消

「水を飲むとむくむのでは?」と思った方も多いことでしょうたしかに、一気に大量の水を飲むとむくむことがありますが、こまめに適量の水を飲むことは、むくみ解消の効果へとつながります。

前述したような「代謝アップ」や「便秘防止・改善」の効果が表れたら、汗や尿、弁などの老廃物が排出されるためです。

水分が不足していたら、汗もかきにくくなり、老廃物が排出されずにむくんでしまいます。そのため、適度な水分摂取が大切です。

水ダイエットの正しいやり方・Q&A

水ダイエット

水ダイエットの正しいやり方について、よくある疑問に答える形でご紹介します。

水を飲む量は?

よく「1日2リットルの水を飲む」と言われますが、2リットルの水分摂取量はすべての方に当てはまることではありません。

体の大きさや体質によって適量が変わります。

1日に飲む量の目安は、1.2リットル~2リットルほど。体の大きな成人、もしくは発汗しやすい人や夏の時期は、1日3リットルほど飲んでもいい場合もあります。

体に無理のないように摂取量を調整しながら、自分自身で適量を決めましょう。

水を飲みすぎると水中毒になるリスクもあります。量に迷ったら、1日1.2リットルがおすすめです。

水の飲み方とタイミングは?

一気に大量の水を飲むと水中毒の危険性があるので、こまめに分けて飲みましょう。

例えば1.2リットルの場合、200mlくらいが入るコップ1杯を6回に分けて飲みます。朝起きた後、3度の食事前、入浴後、就寝前に飲むと6回です。

6回にこだわるのではなく、状況や時期によって臨機応変にすることも大切です。例えば、夏の時期やスポーツの後などで汗をかいたときにも水分を摂取しましょう。

どんな水の種類がいいの?

ミネラルが多いことが特徴の「硬水」、硬水ほどミネラルは多くないけれど飲みやすいことが特徴の「軟水」、もしくは水道水のように、水にも種類があります。

水ダイエットには「硬水」が良いとされていますが、日本人は「軟水」のほうがの慣れており、慣れていない硬水を飲むとおなかを壊してしまう人もいるので注意が必要です。

結論を言うと、硬水、軟水、水道水、どの種類でも構いません。

ただし、水道水の場合は菌が心配なので、殺菌のために沸騰してから冷まし、白湯として飲むのがおすすめです。

水ダイエットで気をつけるべき注意点

水ダイエット

間違った水ダイエットをしないように、押さえておきたい注意点をご紹介します。

冷やしすぎた水はNG

夏の暑い時期は冷たい水を飲みたくなりますが、冷やしすぎた水を飲むと内臓機能・消化機能が低下し、逆に代謝が落ちてしまいます。

水の温度は、常温、もしくは白湯が理想です。

お酒を飲む人は水の量を増やすこと

アルコールは利尿作用が強く、脱水症状が起きやすくなるくらいに体から多くの水分が失われます。

そのため、お酒を飲むなら水分摂取量を通常よりも増やしましょう。水を飲むことで体内のアルコールを分解する作用もあるので、お酒を飲む人はたくさん水を飲むことが大切です。

水だけを飲んで食事をしないのはNG

この記事の冒頭でも言いましたが、水ダイエットは食事をとらずに水に置き換えるダイエットではありません。

そのことを知っているのに、早くダイエット効果を得たいからと言って、食事を抜いて水だけを飲むような過激なダイエットをするのはNGです。

リバウンドのリスクが高く、さらに体調を崩す恐れもあります。

一気に大量の水を飲まないこと

適量の水をこまめに飲むことが大切です。一気に大量の水を飲むと、体調不良を起こす危険性があるので注意しましょう。

一気に大量の水を飲むと、代謝・消化などの機能を低下させるリスクがあり、ダイエット効果も得られなくなります

効果が出てすぐやめるのはNG

水ダイエットの効果が出たからといってすぐにやめてしまったら、せっかく痩せやすい体質になっても持続せず、すぐに元に戻ってしまいます。

体質を維持するために、毎日の日課として続けてることが理想です。

無理をしないこと

水ダイエットが苦痛になってきたら、無理をせず水の量を減らすなどして力を抜くことも大切です。

水ダイエットは即効性がありません。そのため、ダイエット目的の方はなかなか痩せずにストレスを感じる方もいることでしょう。

減量や脂肪燃焼効果ではなく、あくまでも「痩せやすい体質にする」ために行う方法なので、長い目で見て続けることが大切です。

水ダイエットに飽きたときのアレンジ方法を紹介

水ダイエット

長く続けることが大切とはわかっていても、長く続けると飽きてしまいます。

もし飽きてきたら、これから紹介するアレンジ方法をぜひお試しください。

レモン水にする

レモン水

コップ一杯の水や白湯にレモン汁をいれるだけです。

生のレモン1/2を絞って入れてもいいですし、市販されているレモン果汁を入れるだけでもOKです。

特に朝飲むと、爽やかで目覚めが良くなります。

レモンには美容効果があるビタミンC、むくみ予防になるカリウムなど、様々な美容成分が入っています。ダイエット+美容の効果を同時に得られることもメリットです。

ハーブや果物、野菜を浸してデトックスウォーターに

デトックスウォーター

デトックスウォーターとは、水に好きなハーブや果物、野菜を数時間浸しておくだけで完成する飲み物です。

浸した食材に含まれる栄養が水にも入り、美容効果が得られると言われています。また、ハーブや果物などの爽やかな香りも感じられて、おいしく飲めます。

時々水をお茶に変えてもOK

お茶

水に飽きたら、時々水をお茶に変えてみてはいかがでしょうか。

お茶の種類によって便秘改善効果があったり、美容効果があったりするので、水ダイエットにうまく取り入れるのもよいでしょう。

水ダイエットは気軽にできる!無理せず長く続けることが大切

水ダイエット

水ダイエットは普段の食事に水を取り入れるだけなので、気軽に始めることができます。

ただし、即効性があるダイエット法ではなく痩せやすい体にするための方法なので、長い目で見て続けることが大切です。

こまめに分けて飲むことなど、この記事で紹介した注意点も確認していただき、気になる方はぜひお試しください。