沢原高原

沢原高原は、標高400mから600mの間に広がる1,000ha、阿蘇九住に次ぐ九州第2の広大な草原地帯で、大部分は陸上自衛隊霧島演習場となっております。
また隣接する原生林にはタブ、スダジイを主形成木とする約120haの原生林がり、樹齢数百年の巨木がうっそうと生茂っています。
タブの原生林としては、日本に唯一残されたもので、学術的に一級の価値を有しています。この内58haが学術参考保護林に、またこれを包括する79haが林木遺伝資源保護林に、隣接する40haがヒガン桜自生南限地として国の天然記念物に指定されています。
このように大草原と原生林とが隣接する地形は珍しく、これが他に類例のない景観を生み、貴重な動植物の宝庫を生み出しています。
この地域では、約35万年前に形成された加久籐カルデラの地質上において、約30万年前に噴火した栗野岳と、約10万年前に噴火した「和気穴」と呼ばれる安山洞くつも残され、自然の歴史と偉大さを直接感じることができます。
現在。5市2町で構成される環霧島では、地質遺産「ジオパーク」の登録に向けて取り組んでいますが、ここ加久籐カルデラが最も古い地質形成と言われております。